Murmur Brog

人生暇つぶし★

読書感想 Vol.1 「謙虚さ」のはき違えに要注意

午後には曇りでしたが、雨は降らず洗濯物も乾かせてよい日曜日でした。

家事もこなしつつ、今日は本を1冊読みました。

最近バイト先でモヤモヤすることが多かった私にぴったりのタイトルと思い手にとった本。

 

『なぜ、その「謙虚さ」は上司に通じないのか?』

(榎本博明さん、発行:株式会社KADOKAWA)

 

 

【謙虚】・・・ひかえめですなおなこと。謙遜。「―に反省する」「―な態度」(広辞苑)

 

日本で美徳とされている、素直にものをきき激しい自己主張をしないこと。悪目立ちはしないけれど、それじゃ評価もして貰えやしない。成果には結びつかない無駄な謙虚さです。

現代ではとにかく「目立つことを恐れる」という心理が働き、周囲と同調して空気を読むことに徹する人が多い。経済不況が、自信を持ちにくく消極的な風潮を反映しているそうだ。

 

逆に、このご時世に正しい「謙虚さ」を身に着けて、ぐんぐん向上していけば、満足のいくビジネスライフ、ひいては充実した人生が手に入る!ということですね。

 

それにしてもこの本は私がモデルかって位に心当たりがありすぎる。グッサグサくる。序章で既に瀕死。

特に、「反射的に形だけ謝ることは、謙虚さというより思慮の無さである」という部分。ほんとそうですね。適当に頭さげて上司の怒りをいなし、とりあえずその場をやり過ごすことに全力をかけている。もろに私やんけ。お陰様で、「前もやったよねこのミス??」という風に繰り返されるわけですよね。「お前はこの前俺の話の何を聞いてたいんだ?」っつって。再び怒られるというループです。鬱です。

死んでも同じミスはしないぞというレベルで心に刻み付け、真摯に相手のいうことを受け止めかみ砕いて飲み込んでちゃんと自分のものにする。繰り返し意識的にやっていくことで、大分改善されていきそうです。

 

あとは、「無理せずゆるーく生きていきたい」という考え方。これは若い世代に特有なのかな?私の場合、ハングリーさの欠如は家庭環境も一因かもしれない。比較的に裕福な家に育って、欲しいものは与えられる。ガツガツなんてしなくても余裕で暮らしていけた。そんで、甘ちゃんのできあがりです。どうもありがとうございました。

ほんとーに有難いことです!当たり前のように享受していたけど両親が汗水たらして働いて手にしたお金を湯水のごとく浴びてきたわけです。書いていて泣きそうになってきた。

そんな温室育ちのジャンガリアンハムスターのような私とは対照的に、牙向き出しのハイエナの如く、狙った獲物は逃がさないような人もたくさんいます。社会(と言う名のサバンナ)ではのんびりしていたらハムスター0.1秒で喰い殺されて終了です。

自分の限界に満足しない貪欲さ、人に認められるためには必須かもしれない。

 

人に嫌われたくないという気持ちが先行しすぎると、思うように行動できなくなる。結局自己中な思考にとらわれての「謙虚さ」。

相手のことを思いやる、相手の立場に立つということを、改めて考える機会になりました。

まだ読書途中なので続きが楽しみです。

 

 

***

 

この記事を書いている今、テレビでスーパープレゼンテーションやっています。

「市の旗が猛烈にダサくて見向きもされないワケ」・・・

 

タイトルが強烈。

 

各国の国旗を紹介しつつ、優れたデザインはシンプル・意味があり・遠目で見てもわかりやすいものだと説明していました。

 

悪い例として、いくつか市の旗を例に挙げていました。市民公募の要素を盛り込みすぎて旗も文字や絵がてんこ盛り。

「良いデザインと民主主義とは相性が悪いのだろうか?」的な発言で笑いを誘っていました。

 

んで、ちょっと古いけれど東京オリンピックのエンブレム問題を思い出す。

世間ではこんなの微妙だー!と批判されていたけれど、デザインとしては完成されていたのだな。盗作はまた別の問題として。

そして改めて公募されて、応募総数14,599件。さっきのTEDのせいで、この中でデザイン的に理に適ったものがなかった場合どうなるんだろう…という不安が出てきたよ…。でも、新エンブレム期待してます!